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The Dark Knight - 2008/08/23(Sat) 22:39:07
keyword: film

ダークナイトを見てきた.正直に告白すると前作から新バットマンシリーズは見ていない.DVDでも借りて予習をしようとしていたのですが,結局見る時間がなくって予備知識なしで見ましたよ.ちなみに1989年のバットマン(プリンスがバットマ〜ン〜とか歌っている超有名なあれ)はティム・バートンが手がけているので,鼻息荒くして見るといいよ.

ヒース・レンジャーさんの神懸かり的な演技は,全盛期のゲリオさん(ゲイリー・オールドマン)を上回ると呼び声高いダークナイトですが,そのゲリオさんも出ていてびっくりしました.薬中以外のまともな人の役もできるんですね!ゲリオさん!
序盤は予習もしていないこともあって,登場人物の立場などを理解するのに苦しむ.しかもバットマン偽物が出てきて,誰がバットマンなんですか?って状態になる.アレー?
あとハービー・デントがなんで"光の騎士"なんて大層なあだ名が付けられているのかも不明.良くわからないことだらけ.

んで率直な感想とネタバレで行きます.
話としては,検事ハービー・デントがマフィアを撲滅.んでそこのジョーカーが乗り込んできて,マフィアをいいように使って,街を混乱に落としいれるという構造.このジョーカーは中々のやり手で,警察であるゴードン(ゲリオ)の部下とか,ハービーの部下を裏切るように工作しておく.ほいでまんまとハービーの恋人,レイチェル(こいつはバットマンの元恋人というややこしい人間関係)を爆死させて,ハービーさん逆恨み開始!という展開です.ハービーさんは正義の権化だった人を,殺人者にまで上り詰めて→バットマンにやられる.という展開.
ほいでハービーさんは死ぬまでに逆恨みで5人の人をブッ殺しちゃうんだけど,現職検事が殺人を起こして死ぬという最悪のスキャンダルなので,バットマンが罪を被って逃走→終劇.

なんというかハリウッドにしてはなんともすっきりしないオチなんだけど,最近はこういうパターンが増えているのかな.隣人は静かに笑うとか陰謀の末,追い込まれる正義の味方,みたいなシナリオ.
でもこれってちょっと前の米国なんだよね.イラクに核は無いし,国連とかイギリスとかから叩かれるし.正義のために戦ってでも叩かれる正義の味方,バットマン=米国という写像を暗にシナリオ化しただけの様な気がするのですが,こういう陰惨なシナリオ,僕は嫌いじゃないぜ.あ,ちなみに僕は現実の米国を正義の味方だとは思っていない.
あとジョーカーの台詞(うろ覚え).
『俺はお前の正体をさらすのは,やめた』
『お前は俺と同じ怪物だ』『お前が正義の味方ぶれるのは,俺がいるからだ』
『俺もそうだ.お前が居ないと楽しくない』
ジョーカーは完全に狂った動機なき快楽犯罪者として描かれているのだけれど,跋扈する悪に懲罰を課すバットマンも,悪が居ないと存在できない.悪がそこにあるからバットマンは誕生した(推測.たぶんバットマン・ビギンズ).でもバットマンの存在こそが悪を呼ぶ.
この連鎖.このジレンマ.
そこまで米国の業の写像を描いたとすれば,この映画は名作.

それはともかくシリーズレギュラー定着するかと思ったレイチェルを容赦なく爆死させるところは,控えめに言ってブラボー.

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