public class AboutMe extends SenriAnimals implements Developer, Researcher { public void setBeer(Beer beer) { if ( beer instanceof Yebisu || beer instanceof Corona ) this.setFine(true); } public void setJob(Job job) { throw new Error("404 Not Found."); } public int getCount() { return ; } }
さて僕の愚息はサッカーをしていることはお伝えした通りですが,ちょっとジュニアサッカー(小6までのサッカー)について思うところというか,節々気づいたところがあるので,書き留めて置こうと思う.サッカーを他の競技,特に団体競技に置き換えてもこれは当てはまるかもしれないから,それなりに汎用的に客観的に書こうと思う.
まず愚息のスペックでいうと,贔屓目に見てまあまあってところの技術レベルだと思う.それなりに球の扱いはできる.リフティングだけで言うとたぶん体力が尽きるまでできる.リフティング中に足をくるって回すフリースタイル的な技もできる.足の速さは偏差値でいうと60くらい.まあ仮にサッカー偏差値60としておく.まあこのくらいのスペックは強いチームいけばゴロゴロいる.偏差値60というと上位約15%(+1σ),偏差値70は上位約2%(+2σ)くらい.
現在所属しているサッカーチームだと同学年に80人くらいいてて,4年生の選手登録しているのが50人くらい.なので上位の8人くらいには入る雰囲気.100人いるようなチームだと16人くらいいる勘定になる.さて,小学生のサッカーはキーパー合わせて8人なので,スタメンという意味だと100人のチームだと厳しい.50人だとまあ入る感じ.そんなレベルだとする.
うちの愚息の場合,このような状況なので,まあ色々あってチームの移籍ってことをした.正確にいうと選手登録をする4年生に上がるタイミングでチームを変えた.そこは,以前にいたチームと全く方針が違う.そこら辺を書き留めておこうと思うけど,最初に書いておくとこの文章にはオチはない.ただの参考資料として眺めてみてもらえればいいと思う.
ジュニアサッカーに限らず勝負事において,勝敗は必ず決する.だとすると参加するチームのほとんどは勝利至上主義になってくる.これは仕方のないことだと思う.試合がすべての結果なので,試合に勝利することは至上命題になることは必然なのだけど,他の競技とちょっと異なるところは,勝利至上主義が行き過ぎると試合に出る・出れない問題が出てくる.
僕は,基本的に団体競技が苦手だったので,個人競技しかしたことない.柔道とか卓球とか.人の邪魔をするのも邪魔をされるのも極端に嫌いだからね.
個人競技は,上手だろうが下手だろうがとりあえず試合はできる.しかし団体競技だとまずチーム内でのポジション争いというか,ベンチメンバーに入る必要がある.そこから更にスタメン要員,交代要員のチーム内競争が発生する.その競争に打ち勝たないとそもそも試合に出れない.それが団体競技のいいところでもあり悪いところでもある.
さてチーム内競争の原理は,中学以降のサッカーではよく起きる話で,そっから先はまあ当たり前だと思っている.だって部活だろうがジュニアユースだろうがユースだろうが勝たなきゃ意味ないし,勝つために手段,人員を選別するのは当たり前の話.
ただこのチーム内競争が正常に機能するジュニアサッカーのチームってあんまり見たことない.という点はサッカーは特殊なのかもしれないけど,気にせず話を進めるよ.
サッカーの特殊性はプレイヤー間での連動,意思疎通の時間短縮,意識の共有などが求められるのね.球際で瞬時の判断をしなければいけないのと同時に,それをチームメイトと判断を共有しなければいけない.そうしないと相手にボールを奪われる.つまり連動性を意識した練習が必要となる.
それって実はどの年代のサッカーでも試合でしか培われない.同じチーム内での試合形式の練習でも擬似的にできるんだけど,やっぱり練習試合,公式試合となると相手の詰めてくるスピードが格段に違う.もう別次元のスピードが求められる.だとするとそうした試合経験を固めたチームメイトでやる方が勝率があがってくる.
何が言いたいかというと必然的に,初期パラメータで判断されたプレイヤーは,基本的にAチームBチームの入れ替えは行われない,ということである.
だって,ずっと一緒にやってるプレイヤーを使い続けている方が,意識の共有ができてきて,勝率はどんどん上がっていくから.
んで,じゃあチーム内競争をしたとする.Bチームでやってる成長した子を突然Aチームに入れられても結果なんて出せるわけがない.だってAチームのプレイヤーと意識の共有なんてできてないから.それだったらAチームでずっとやってたプレイヤーを使った方が良い.例外としては,1人でなんでもできてしまう子である.そういう子は,どんなチームに入っても結果を出せる.でもそんな子は最初からBチームにいない.
もちろんプロプレイヤーでは即戦力的結果を求められるけど,そういうシビアな結果を育成世代,小学生世代に求めるのは非常に酷である.いやそもそも無理である.にも関わらずそれを求めているチームが非常に多い.
だから勝利至上主義のチーム内競争はほとんどの場合,正常に働いていない.というかこういうこと理解していない指導者が多すぎる.
もう少し勝利至上主義の弊害を書いておく.
例えば,サッカー偏差値とは違う軸,身体能力偏差値というものがある.この身体能力偏差値は,足が速い,体が大きいなど身体的特徴の評価軸である.
その軸で飛び抜けた例外,偏差値が80,90くらいの子供が出てきた場合,困ったことになる.偏差値80つったら0.1%,つまり1000人に1人,偏差値90だと30000人に1人ということだから,そういう子はだいたい何をやらしても,そこそこ行く.そこそこ行くというのはプロになれる可能性が非常に高いし,大して練習しなくても小学生レベルの競技であれば,蹂躙することができる.
で,勝利至上主義であれば間違いなくそういう子を使う.だって勝てちゃうから.そういう子は何もかもが許されることになる.勝ちがすべてだから,それ以外のことはチーム指導者は無視する.そんなに事例を見てるわけではないのですが,仮に僕が勝利至上主義のチーム監督だったらそうする.勝てるから.勝つことが仕事だったら間違いなくそうするよね.
でも,こういう子供を優遇するチーム監督を僕は良しとしない.だって子供の努力を全否定することになるから.
身体能力はだいたい16-18歳くらいで大体同じくらいになる.標準偏差のばらつきもなくなってくるよって話ね.つまり身体的アドバンテージは高校生くらいでほぼなくなる.では小学生世代ではどうか.身体的なばらつきが著しい世代なので,その時点で身体的アドバンテージを持っている子供は何をやらしてもうまくいく.世代のトップに立てる.
逆に,それを持っていない子供はどうか.身体能力偏差値80の子を優遇している脇で,努力を継続できるかというと,小学生には無理だと思う.サッカー偏差値は努力でどうにかなるけど,身体能力偏差値は努力ではどうにもできない.普通に成長を待つしかない.それを理解したとき,子供はどう思うだろうか?少なくとも僕であれば,その土俵からは降りることを選ぶ.
さて圧倒的なマイノリティになるんだけど,育成優先主義というチームも存在する.ただチームのWebとかで「育成を優先しています!」なんて言っているチームほど,めちゃくちゃ勝利至上主義だったりするので要注意なんですが,そういうチームのことではなく単に勝つことにこだわらなくていいチームが確実にある.
それはどういうチームかというと「勝たなくても集客できるチーム」である.つまりJ下部など既に知名度があり,対外試合で勝とうが負けようが集客力があり,かつジュニアユース世代以降を見据えているチームのこと.
そういうチームも2種類あり,ジュニア世代もセレクションを行い,先を見据えたアカデミー形式を取るチームと,誰でも入れるサッカースクール形式のチームがある.ちなみに両方とも育成優先ではあるものの,少なからずチーム内競争を行わせ,試合に出れる・出れない問題も多少は出てくる.
ただし偏差値60以上くらいになるとそういう問題からは外れてくる.勝利至上主義ほどではないにせよチーム内競争を低いレベルで行い,最低限試合に出れるレベルを担保できると,試合に出れることになる.
さて,そうなってくると違う問題が出てくる.
チームが弱い問題と,勝利至上主義の保護者問題である.
J下部だとチーム知名度がゆえ,サッカーファン(にわか含む)の保護者が大量の出てくる.ここはマジで驚いたんだけど,ドン引きするくらいに多い.
で,そういう保護者は,もう頭おかしいとしか言いようがないんだけど,マジでプロサッカー選手にしようと目論んでいる人が多い.マジで.
もうね.アホかと.プロサッカー選手になれる・なれない,またその後のプロサッカー選手人生については別の記事で言及しようと思うのですが,そういう保護者は,極端に勝利至上主義だったりする.要するに我が子の勝利しか必要のない人ね.それを邪魔する人(子供含む)は,全部敵って感じの振る舞い.もうすごい.モンペ.
チームは育成優先主義で,ある程度のレベルの子にはほぼ平等に出場機会を与えるも,それだとまあサッカーチームとしては弱いわけで,全く勝てない.勝てそうな試合も,メンバーを入れ替えるので間違いなく負ける.そうなってくると先に挙げたモンペが顔と口を突っ込んでくる.なんでうちの子を下げるんだ,なんで勝てるベストメンバーで戦わないんだ.なんであの下手くそを試合に出すんだ.etc.
まあ聞くに耐えたない罵詈雑言を平気で言う.
んで,これらの問題はそこそこうまい子のモチベーションを下げる要因になる.勝とうと努力している横で,なんとなく微妙(技量,熱量とも)なプレイヤーが一緒に試合に出てくるし,試合に勝てない.そもそもプレイヤーを毎回,入れ替えるから共通認識を作りにくい.試合でのパス回しや点を取るためのプランが共有できない.更に外野の野次も聞くに耐えない.そうするとモチベーションがみるみる下がっていく.
で結果,育成優先主義のチーム内は,モンペの子供が生き残っていくということになる.
さて,つらつらと書き並べてみたものの,先に書いたように結論はない.結論はないが,僕としては小学生の教育として,なにかをする上で,
「継続する努力と報酬」
を,学ばせたいと思っている.理解できなくても体感してもらえればそれでいいと思う.ただそれだけを学ばせたいだけにしては,ジュニアサッカーは弊害が多い.
サッカーの練習の一つにリフティングというものがある.ひたすらボールを上に上げ続けるアレね.
僕はサッカー経験者ではないので,リフティングにどんな意味があるのかわからない.わからないけどひたすらやってる息子.うん.まあ良いんだけど.父さん,それよりも算数とかの方が絶対に役に立つと思うんだ.
って思っているので,うちの研究室のサッカー経験者の学生に聞いてみた.リフティングって何の役に立つの?って.
そしたら意外な答えが.
「正 直 役 に 立 ち ま せ ん!」
だって.
えぇー.やっぱそうなの...
じゃあ息子はなんであんなにやってんの?って思うじゃん.
聞けば,リフティングそのものは役に立たないそうだ.ボールタッチとかトラップとか繊細な足首の動作の基本ではあるんだけど,ある程度(両足50回くらい)できれば後は同じ.
ボールタッチとかの訓練って言うんであれば,ドリブルをその分やらした方が上達するし,ロングボールを受ける練習をしているほうがトラップうまくなる.
まあシロウトでもわかる模範解答だよね.
でもね、
と学生は続ける.
集中力を養うという意味でリフティングは重要です.
と.
どうもリフティングというのは忍耐強く続けないとうまくならないそうだ.そりゃそうだ.誰だってはじめは2,3回できるくらいが関の山.それが10回続けれるようになり,20回続けれるようになり,100回、、、とまあ反復学習をするという,僕が一番苦手だった事をトレーニングするためのものだそうだ.
思い起こせば小学校の時,この反復学習というのが苦手だった.だって分かりきっていることを繰り返し繰り返しさせるから.もうわかってんじゃん.って思う.
まあ反復学習が重要なのは大学受験の時くらいだから,あまり役に立たんのだけど,でも頭で理解しても,体は言う事利かないってのを学習するのはいいのだろうと思う.
メリットが一つでもあればやらせようと思うけど,まだリフティング練習は消化しきれないなぁ(僕の中で).
小学生 ジュニア/キッズ | 中学生 ジュニアユース | 高校生 ユース | 大学生 | 社会人 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JFA | キッズ | 4種 | 3種 | 2種 | 1種 | |||
年代 | U-8 | U-10 | U-11 | U-12 | U-15 | U-18 | U-22 | |
全国大会 | N/A | チビリンピック | チビリンピック | 全日本少年サッカー大会 チビリンピック | JFAプレミアカップ 高円宮杯全日本ユース 全国中学校サッカー大会(中学校のみ) 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 | 全国高等学校サッカー選手権大会(高校のみ) 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(高校のみ) 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 Jリーグユースカップ 国民体育大会(サッカー競技) | 天皇杯 国民体育大会(サッカー競技) 全日本大学サッカー選手権大会(インカレ) 総理大臣杯 | 天皇杯 国民体育大会(サッカー競技) 全国社会人サッカー選手権大会 |
全国規模リーグ戦 | N/A | N/A | N/A | N/A | N/A | 高円宮杯チャンピオンシップ 高円宮杯プレミアリーグ(全国) 高円宮杯プリンスリーグ(地方) | Iリーグ | Jリーグ(J1,J2,J3)(プロ) JFL(アマ) |
大学名 | 所在地 | 学部 | 入試時期 | 募集人員 | 入試科目 | センター試験 | 内申点 | 出願要件 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鹿屋体育大学 | 鹿児島県鹿屋市 | 体育学部 スポーツ総合課程 | 11月 | 50 | 小論文,面接,実技 | 不要 | 3.0以上 | 大会又はブロック大会に出場した競技成績を有するレギュラーメンバー ブロック単位での優秀選手,強化選手 |
筑波大学 | 茨城県つくば市 | 体育専門学群 | 11月 | 88 | 小論文,面接,実技 | 不要 | 不明 | 国際大会等に日本を代表して選抜された者 全国的な大会等において16位以内の成績を修めた者 |
東京学芸大学 | 東京都小金井市 | 教育学部 初等教育教員養成課程(A類) 教育学部 中等教育教員養成課程(B類) 教育学部 教育支援課程(E類) | 11月 | A類:10 B類:10 E類:7,スーパーアスリート推薦:10 | 小論文,面接,実技 | 不要 | A類:4.0以上 B類:4.0以上 E類:3.0以上 | 全国大会レベル以上の競技会に選手として出場し,優れた成績をあげた者 日本代表選手,強化指定選手,または全国大会ベスト16以上の者 |
和歌山大学 | 和歌山県和歌山市 | 経済学部 | 12月 | 4 | 小論文,面接 | 不要 | 3.5以上 | 学業とスポーツを3年間両立させてきたことによる出身学校長からの推薦であること。 高等学校の運動部の顧問あるいは所属する団体の監督・責任者から推薦される者(優れた人間性と、全国大会水準のスポーツ技能を有することによる推薦であること)。 入学後は、本学体育会所属団体あるいはその他の団体でスポーツ活動を継続する意志を有する者。 |
京都教育大学 | 京都市伏見区 | 教育学部 体育領域専攻 | 12月 | 10 | 1次試験:業績調書 2次試験:小論文,面接 | 不要 | 3.8以上 | 全国規模の大会への出場経験を有する者、又はブロック大会にて、ベスト8、もしくは8位以上の競技成績を有する者 |
大阪教育大学 | 大阪府柏原市 | 教育協働学科 スポーツ科学専攻 | 11月 | 20 | 小論文,面接,実技 | 不要 | 3.5以上 | 高等学校在籍中に,次の運動種目のいずれかにおいて,団体又は個人種目において全国ベスト16以上の者 又は団体種目において全国選抜若しくは全国優秀選手に選ばれた者 |
兵庫教育大学 | 兵庫県加東市 | 学校教育学部 生活・健康系コース | 1月 | 4 | 面接 | 要 | 3.5以上 |
親バカに近いがまあうまい.とてもうまい.彼は僕と違って運動神経がいい.正確に言うと足が速い.6歳で50mを10秒で走る.これはだいたい偏差値で言うと60くらいの身体能力.幼少期のサッカーをする上ではとてもアドバンテージになる.だけどもやはりサッカーが上手いというと別の話になるんだけど,ちょっと思うところがあってだらだらと書き連ねてみる.
たぶんサッカーっていうのは身体能力,技術,大局観の3つが備わって初めて上手いと言えるのだと思う.で,幼少期のサッカーが上手いというのは身体能力だけでそこそこ行く.でも身体能力だけではなく,いわゆるボールを脚で扱う技術も必要となる.大局観はその後の話.パスをどう出すとかオフ・ザ・ボールがどうたらとか,それは多分小学生も高学年になったら求められる能力だと思う.だから小学生以降のサッカーでは主に大局観が求められるし,そこをトレーニングする.大局観ってのは囲碁などテーブルゲームで使われる用語で,全体を見渡して現状の形勢が有利不利を判断する能力のことなのね.簡単に言うと判断能力.それは盤面全体を見る必要があるし,もっと言うと90分の中で流動的なゲームの形勢を読み取る力でもある.これは成長過程においてどちらかというと知性の問題だし,幼少期においてはトレーニングのしようがない.しようがないというよりゲームで主に培われるものだから,ここで言及してもしょうがない.どちらかというとサッカー小僧の保護者の立ち位置について述べたい.
世の中の保護者の皆さんは,身体能力とか体型とか遺伝子に支配されていると思っているよね!?(決めつけ).でもそれは半分正解で半分は間違い.限界を決めているのは遺伝子なんだけど,でも遺伝子上の上限値まで身体能力を伸ばすかは,生活習慣,環境にかかっている.遺伝子が支配的なのは外形のみ.例えばイケメンかブサイクかはほとんど遺伝子依存.これはどうにもならないし,恨むなら両親と祖先を呪えばいいと思う.ただ,遺伝子由来の病気もこれまた環境によって発現しない場合もある.そこら辺はエピジェネティクスとかの論文,文献を読めばわかる.
ゴールデンタイムとかいう言葉はほとんどまやかしに近いんだけど,睡眠と成長はなんらかの因果関係を持っているのは知られている.ただあまり適切な論文は見当たらないので言及しない.ただひとつ言えるのは,身長とか筋肉量は環境,生活習慣に依存している,と.つまりサッカー小僧の保護者としては,まず健全な食生活と規則正しい就寝環境を用意するのが妥当だろうと思う.
サッカースクールに通っていると,色々な教え方があるのがわかる.フィロソフィーかも知れない.ある所は,親切丁寧にボールの蹴り方を1から100まで教えてくれる.ある所はただひたすらリフティングをさせる.ある所はお遊戯とか小学校の体育の延長みたいな試合形式ばっかりとか.
ただ言えるのはサッカーで必要な技術は,まるで手で扱うように脚でボールを扱うという技術.ドリブルが上手いとか,パスが正確とか,シュートが速いとか色々あるけど,これらの基本になるのは,脚のどこに当たれば,ボールにどういう外力が発生するかを理解しなければいけない.正確に言うと理解せずとも体得しなければいけない.
んで,基本技術の一つにインステップリフティングがある.足の甲でリフティングするアレね.リフティングの良し悪しとか要不要論はあまたあるけど,少なくともプロのサッカー選手でリフティングが出来ない人を見たことがない.だからリフティングがサッカーの基本技術であることは間違いないのだろう.
んで,サッカースクールを見渡してみると,リフティングって6歳くらいだとだいぶ差が出てくる.練習せずにリフティングできる子はいないんだけど,6歳の時点でリフティングに特化した練習をしている子と,そうでない子はずいぶんと差がある.ここで心が折れる子が多い.でも,それで心が折れているようではこの先,サッカーなんて続かない.
息子の場合,今の時点でインステップリフティングで100回.昨年の8月からインステップリフティングの練習をしだしたので,だいたい半年.ほぼ毎日だけど1日あたり15分〜1時間くらい.1日平均30分,6ヶ月やってだいたい100回行く感じになる.個人差でばらつきはあるものの大体5400分,90時間練習すれば,それくらいは到達する.
僕はサッカーのことはよく知らないし,やったこともないけど,練習時間に比例してリフティングが上達することは明白だろう.たぶん上記の練習時間を割けば,ほぼ誰でもリフティングは出来るようになる.そこから先の技術,例えばフェイントであったりドリブルであったりは,同じように練習を積み重ねていくだけだと思うけど,まずはボールタッチのトレーニングでもあるリフティングを優先するべきなんだろうと,個人的には思う.
じゃあ練習すりゃあいいんだよねってなるんだけど,子供を練習させるのは親としてすごく苦労する.本人が練習する気にならなければ練習にならないし,リフティングの初期の練習は本当にイライラする.つまらない.だって2,3回くらいしかできないから.すごくつまらない.6歳とかだったら本読んでいる方が遥かにマシ,とか思うだろう.
じゃあどうすれば練習に向かわせるのか?本人のサッカーに対する情熱を焚き付けるか,それかモノで釣るか.
僕は前者と後者を両方試みたけど,僕自身にサッカーへの情熱が欠けているので,そもそも伝わらなかった.で,後者は単に10回,20回と区切りのいい回数できたらおもちゃとか,そんな感じ.まあ根気と温かい目で見守りつつ,本人の情熱が高まることを見守るのが大事なんだと思う.
彼は言う,「プロサッカー選手になりたい.そして監督になりたい!マラドーナみたいな面白い監督になりたい!」と.面白い監督を目指すのはいいが,プロサッカー選手には正直,なってほしくない.そもそも競争が激しい上,トッププロにならない限り,満足する収入が得られない.J1の選手で平均年収2000万,J2だと平均年収400万だそうだ.それも標準偏差はたぶん高いだろう.つまりJ1でもチームによっては上から下までピンきりだと言うのが現状だろう.
だとすると親としては,プロサッカー選手なんか目指さずに公務員とかを目指してほしい,というが本音だ.
じゃあ,なぜ僕が息子にサッカーを習わせているのか.
答えは2つ.まずチーム競技よって社会性,協調性を身に付けてほしい.もう1つは努力すれば上達することを体感してほしい,ということだ.この2つを学習できればなんでも良かった.
ただしやる以上は,トップを目指す必要がある.そうでないと努力しないから.2番手3番手でいいのであれば,練習も妥協してしまう.まあ疲れたしここら辺でいいか,みたいな.そんなのは努力とは言えない.だからトップを目指して努力をしてほしい.また掛け値なしに好きなことに時間を費やせる時期は小学生くらいしかない.
だから存分に好きなことに時間を割き,努力をして,挫折,達成,高揚,怒りなど様々な感情を身につけて育ってほしい.
たぶん彼が社会に出る20年後とかは,僕の想像を遥かに超えた厳しい社会になっていると思う.
自分の意思で選択できることの少なさに愕然とするかもしれない.大学受験までが平等な競争で,それ以降の競争は不平等だし,不公平だと痛感するかもしれない.そうした世の理不尽にあがらう力,耐える力を,どうか身につけてほしいと願わずにはいられない.
そして厳しい社会を生き抜く力強さをもって,逞しく育ってくれ息子.そして僕を養ってくれ!
蒸気機関車(Steam Locomotive : SL)が引く客車に乗るには現代においても様々な方法がある.新山口(旧・小郡)−津和野間のSLやまぐち号(山口県),秩父鉄道のパレオエクスプレス(埼玉県),大井川鉄道のC11(愛知県よりの静岡県)など,どれも臨時運転ではあるが割と運行本数があり,大都市圏から日帰りで行けるようなところで運行されている.
しかし関西圏ではほとんどSLの運行というものが見られない.もちろん関西には幸いにして京都の梅小路機関区があり,ここに行けば動態保存のSLが多数見られ,場内で体験乗車することができる.いやいやそんな子供だましではなく,営業路線で走るSLに乗りたいんだ!関西で!ということでSL北びわこ号の紹介と,その臨時列車に乗るためのHow toと乗るにあたっての心構えについて述べます.
新幹線などの席
AB CDE
ーーーーーーーー
1:窓◯◯通◯◯◯窓
2:窓◯◯路◎◯◯窓
◎:2C
北びわこ号
ーーーーーーー
1:窓AB通AB窓:2
1:窓CD路CD窓:2
3:窓AB通AB窓:4
3:窓CD路CD窓:4
ABCDがボックス席
さて次に北びわこ号に乗るときの心構えです.
SLが営業路線を走ることはやはり珍しいことであるので非常に混雑する.乗車する客よりも撮影したい人や見物客が多い.なので先頭付近は混雑しているため米原駅での撮影などは避けたほうがいい.米原駅に入線するのは発車時刻の3, 4分くらい前なので写真撮影や飲み物購入は早めに済ましておきたい.またどうしても撮影する場合は,ちゃんと駅員の言うことを聞いて白線の内側からはみ出さないように.
SLやまぐち号など走行区間にトンネルがあり,窓を開けたりしておくと煙が車内に入り大変なことになるが,北びわこ号の場合,区間にトンネルなどはないので窓を開けたりして警笛などを存分に聞くことができる.ただし開けた窓から顔などを出さないこと.
途中,長浜,虎姫などの駅に停車するがいづれも1分くらいの停車時間であるため降りて撮影とかはしないこと.
木ノ本に到着後,存分に撮影時間がある.北びわこ号は折り返し米原まで回送となるのだが,木ノ本にだいたい40〜50分くらい駐留する.北びわこ号1号だと
米原:10:06発
レ
木ノ本:10:52着
となっているが,木ノ本11:26発の新快速近江塩津行きが過ぎて10分ほどで出場して行った.
ちなみに木ノ本駅周辺には何もない.土産物屋さんが駅入り口にあるくらいで,基本的にしょぼい.なのでSLに乗車した大半の客は,SLを撮影後,11:14分発新快速姫路行き(上り),11:26発新快速近江塩津行き(下り)で何処かに行ってしまう.
つまりその後,ゆったりとSLを撮影することができる.これは覚えておいたほうがいい.
また前述したように木ノ本には飲食店などがほとんど見当たらない.小さい子供を抱えている場合,無謀な散策するより米原で駅弁とか買っておいた方が賢明だと思う.
ちなみに木ノ本には機関者の方向転換テーブルなどの施設は存在しないため,編成後部に電気機関車が連結され,それが牽引される形(つまりSLがバックする形)で米原に引き上げて行く.
進行方向←電気機関車-客車-客車-客車-客車-客車-蒸気機関車
という珍しい編成で回送されるので,それも見ておくといいだろう.
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