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public class AboutMe extends SenriAnimals implements Developer, Researcher { public void setBeer(Beer beer) { if ( beer instanceof Yebisu || beer instanceof Corona ) this.setFine(true); } public void setJob(Job job) { throw new Error("404 Not Found."); } public int getCount() { return ; } }

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2019-10-09 愚息のサッカーチームを移籍した話

_ [Soccer] ジュニアサッカーについて思うところ

さて僕の愚息はサッカーをしていることはお伝えした通りですが,ちょっとジュニアサッカー(小6までのサッカー)について思うところというか,節々気づいたところがあるので,書き留めて置こうと思う.サッカーを他の競技,特に団体競技に置き換えてもこれは当てはまるかもしれないから,それなりに汎用的に客観的に書こうと思う.

まず愚息のスペックでいうと,贔屓目に見てまあまあってところの技術レベルだと思う.それなりに球の扱いはできる.リフティングだけで言うとたぶん体力が尽きるまでできる.リフティング中に足をくるって回すフリースタイル的な技もできる.足の速さは偏差値でいうと60くらい.まあ仮にサッカー偏差値60としておく.まあこのくらいのスペックは強いチームいけばゴロゴロいる.偏差値60というと上位約15%(+1σ),偏差値70は上位約2%(+2σ)くらい.

現在所属しているサッカーチームだと同学年に80人くらいいてて,4年生の選手登録しているのが50人くらい.なので上位の8人くらいには入る雰囲気.100人いるようなチームだと16人くらいいる勘定になる.さて,小学生のサッカーはキーパー合わせて8人なので,スタメンという意味だと100人のチームだと厳しい.50人だとまあ入る感じ.そんなレベルだとする.

うちの愚息の場合,このような状況なので,まあ色々あってチームの移籍ってことをした.正確にいうと選手登録をする4年生に上がるタイミングでチームを変えた.そこは,以前にいたチームと全く方針が違う.そこら辺を書き留めておこうと思うけど,最初に書いておくとこの文章にはオチはない.ただの参考資料として眺めてみてもらえればいいと思う.

_ 勝利至上主義

ジュニアサッカーに限らず勝負事において,勝敗は必ず決する.だとすると参加するチームのほとんどは勝利至上主義になってくる.これは仕方のないことだと思う.試合がすべての結果なので,試合に勝利することは至上命題になることは必然なのだけど,他の競技とちょっと異なるところは,勝利至上主義が行き過ぎると試合に出る・出れない問題が出てくる.

僕は,基本的に団体競技が苦手だったので,個人競技しかしたことない.柔道とか卓球とか.人の邪魔をするのも邪魔をされるのも極端に嫌いだからね.

個人競技は,上手だろうが下手だろうがとりあえず試合はできる.しかし団体競技だとまずチーム内でのポジション争いというか,ベンチメンバーに入る必要がある.そこから更にスタメン要員,交代要員のチーム内競争が発生する.その競争に打ち勝たないとそもそも試合に出れない.それが団体競技のいいところでもあり悪いところでもある.

さてチーム内競争の原理は,中学以降のサッカーではよく起きる話で,そっから先はまあ当たり前だと思っている.だって部活だろうがジュニアユースだろうがユースだろうが勝たなきゃ意味ないし,勝つために手段,人員を選別するのは当たり前の話.

ただこのチーム内競争が正常に機能するジュニアサッカーのチームってあんまり見たことない.という点はサッカーは特殊なのかもしれないけど,気にせず話を進めるよ.

サッカーの特殊性はプレイヤー間での連動,意思疎通の時間短縮,意識の共有などが求められるのね.球際で瞬時の判断をしなければいけないのと同時に,それをチームメイトと判断を共有しなければいけない.そうしないと相手にボールを奪われる.つまり連動性を意識した練習が必要となる.

それって実はどの年代のサッカーでも試合でしか培われない.同じチーム内での試合形式の練習でも擬似的にできるんだけど,やっぱり練習試合,公式試合となると相手の詰めてくるスピードが格段に違う.もう別次元のスピードが求められる.だとするとそうした試合経験を固めたチームメイトでやる方が勝率があがってくる.

何が言いたいかというと必然的に,初期パラメータで判断されたプレイヤーは,基本的にAチームBチームの入れ替えは行われない,ということである.

だって,ずっと一緒にやってるプレイヤーを使い続けている方が,意識の共有ができてきて,勝率はどんどん上がっていくから.

んで,じゃあチーム内競争をしたとする.Bチームでやってる成長した子を突然Aチームに入れられても結果なんて出せるわけがない.だってAチームのプレイヤーと意識の共有なんてできてないから.それだったらAチームでずっとやってたプレイヤーを使った方が良い.例外としては,1人でなんでもできてしまう子である.そういう子は,どんなチームに入っても結果を出せる.でもそんな子は最初からBチームにいない.

もちろんプロプレイヤーでは即戦力的結果を求められるけど,そういうシビアな結果を育成世代,小学生世代に求めるのは非常に酷である.いやそもそも無理である.にも関わらずそれを求めているチームが非常に多い.

だから勝利至上主義のチーム内競争はほとんどの場合,正常に働いていない.というかこういうこと理解していない指導者が多すぎる.

もう少し勝利至上主義の弊害を書いておく.

例えば,サッカー偏差値とは違う軸,身体能力偏差値というものがある.この身体能力偏差値は,足が速い,体が大きいなど身体的特徴の評価軸である.

その軸で飛び抜けた例外,偏差値が80,90くらいの子供が出てきた場合,困ったことになる.偏差値80つったら0.1%,つまり1000人に1人,偏差値90だと30000人に1人ということだから,そういう子はだいたい何をやらしても,そこそこ行く.そこそこ行くというのはプロになれる可能性が非常に高いし,大して練習しなくても小学生レベルの競技であれば,蹂躙することができる.

で,勝利至上主義であれば間違いなくそういう子を使う.だって勝てちゃうから.そういう子は何もかもが許されることになる.勝ちがすべてだから,それ以外のことはチーム指導者は無視する.そんなに事例を見てるわけではないのですが,仮に僕が勝利至上主義のチーム監督だったらそうする.勝てるから.勝つことが仕事だったら間違いなくそうするよね.

でも,こういう子供を優遇するチーム監督を僕は良しとしない.だって子供の努力を全否定することになるから.

身体能力はだいたい16-18歳くらいで大体同じくらいになる.標準偏差のばらつきもなくなってくるよって話ね.つまり身体的アドバンテージは高校生くらいでほぼなくなる.では小学生世代ではどうか.身体的なばらつきが著しい世代なので,その時点で身体的アドバンテージを持っている子供は何をやらしてもうまくいく.世代のトップに立てる.

逆に,それを持っていない子供はどうか.身体能力偏差値80の子を優遇している脇で,努力を継続できるかというと,小学生には無理だと思う.サッカー偏差値は努力でどうにかなるけど,身体能力偏差値は努力ではどうにもできない.普通に成長を待つしかない.それを理解したとき,子供はどう思うだろうか?少なくとも僕であれば,その土俵からは降りることを選ぶ.

_ 育成優先主義

さて圧倒的なマイノリティになるんだけど,育成優先主義というチームも存在する.ただチームのWebとかで「育成を優先しています!」なんて言っているチームほど,めちゃくちゃ勝利至上主義だったりするので要注意なんですが,そういうチームのことではなく単に勝つことにこだわらなくていいチームが確実にある.

それはどういうチームかというと「勝たなくても集客できるチーム」である.つまりJ下部など既に知名度があり,対外試合で勝とうが負けようが集客力があり,かつジュニアユース世代以降を見据えているチームのこと.

そういうチームも2種類あり,ジュニア世代もセレクションを行い,先を見据えたアカデミー形式を取るチームと,誰でも入れるサッカースクール形式のチームがある.ちなみに両方とも育成優先ではあるものの,少なからずチーム内競争を行わせ,試合に出れる・出れない問題も多少は出てくる.

ただし偏差値60以上くらいになるとそういう問題からは外れてくる.勝利至上主義ほどではないにせよチーム内競争を低いレベルで行い,最低限試合に出れるレベルを担保できると,試合に出れることになる.

さて,そうなってくると違う問題が出てくる.

チームが弱い問題と,勝利至上主義の保護者問題である.

J下部だとチーム知名度がゆえ,サッカーファン(にわか含む)の保護者が大量の出てくる.ここはマジで驚いたんだけど,ドン引きするくらいに多い.

で,そういう保護者は,もう頭おかしいとしか言いようがないんだけど,マジでプロサッカー選手にしようと目論んでいる人が多い.マジで.

もうね.アホかと.プロサッカー選手になれる・なれない,またその後のプロサッカー選手人生については別の記事で言及しようと思うのですが,そういう保護者は,極端に勝利至上主義だったりする.要するに我が子の勝利しか必要のない人ね.それを邪魔する人(子供含む)は,全部敵って感じの振る舞い.もうすごい.モンペ.

チームは育成優先主義で,ある程度のレベルの子にはほぼ平等に出場機会を与えるも,それだとまあサッカーチームとしては弱いわけで,全く勝てない.勝てそうな試合も,メンバーを入れ替えるので間違いなく負ける.そうなってくると先に挙げたモンペが顔と口を突っ込んでくる.なんでうちの子を下げるんだ,なんで勝てるベストメンバーで戦わないんだ.なんであの下手くそを試合に出すんだ.etc.

まあ聞くに耐えたない罵詈雑言を平気で言う.

んで,これらの問題はそこそこうまい子のモチベーションを下げる要因になる.勝とうと努力している横で,なんとなく微妙(技量,熱量とも)なプレイヤーが一緒に試合に出てくるし,試合に勝てない.そもそもプレイヤーを毎回,入れ替えるから共通認識を作りにくい.試合でのパス回しや点を取るためのプランが共有できない.更に外野の野次も聞くに耐えない.そうするとモチベーションがみるみる下がっていく.

で結果,育成優先主義のチーム内は,モンペの子供が生き残っていくということになる.

_ まとめ

さて,つらつらと書き並べてみたものの,先に書いたように結論はない.結論はないが,僕としては小学生の教育として,なにかをする上で,

「継続する努力と報酬」

を,学ばせたいと思っている.理解できなくても体感してもらえればそれでいいと思う.ただそれだけを学ばせたいだけにしては,ジュニアサッカーは弊害が多い.


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